● 実銃はM1900の後継として開発された。
ジョン・ブローニングの設計で、ベルギーのFN社で製造。
M1910はシンプルで合理的な設計になっていて、安全装置はフレームのマニュアル・セフティの他に、グリップ・セフティが装備されている。
メインの.32ACPモデルの他に.380ACPモデルがある。
銃身長:88mm
作動方式:ストレートブローバック
全長:151mm
銃身長:88.5mm
重量:570g
装弾数:.32 ACP(7.65mm×17) 7+1/.380 ACP(9mm×17) 6+1
● コクサイ M1910(ブローニング M1910)※M1955
金属モデルガンが規制によって消えた後、コクサイはM1910をプラスチックでモデル化し、ブラックモデル(ブルーメタル・フィニッシュ)とシルバーモデル(ニッケル・フィニッシュ)を発売した。
ブラックモデルの方はABSの本体に金属メッキをかけ、それを黒染めにした「メタルフィニッシュ」という表面 処理を行った初めてのモデルである。
作動方式/ブローバック
別売の純正アクセサリーで、サイレンサー、フィンガーレスト付きマガジン、木製グリップ等が発売された。
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● 刻印/左側
BROWNING ARMS COMPANY ST LOUIS M. &
MONTREAL P.Q
MADE IN BELGIUM
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● 刻印/右側
601022
MFG. BY KOKUSAI 1981
プルーフマーク
[バレル部分]
プルーフマーク
CAL.9m/m00
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● 銃口にはライフリングも再現されているが、オプションのサイレンサー用のねじ切りもしてある。
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● アメリカのブローニングアームズで販売された、戦後型のM1955をモデル化。
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● マルシン FN BROWNING M1910
(キットモデル)
マルシンはグリップにFNマークの入ったオリジナル・タイプをモデルアップ。
当時、純正オプションパーツで木製グリップを販売していた。
全長:151mm/全高:103mm/バレル:85mm /重量:315g/
カート:PFC 9mm/ 火薬:5mm/装弾数:6発+1
刻印/左側
FABRIQUE NATIONALE D'ARMES de GUERRE HERSTAL
BELGIQUE
BROWNING S PATET DEPOSE
プルーフマーク
刻印/右側
MFG MARUSHIN
19068.1
[バレル部分]
プルーフマーク
CAL.9M/M
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● 分解はマガジンを抜き、 銃口のリングとバネを外してスライドを後ろに引き、左側面
の安全装置を上に上げて溝にかませる。
バレルを左に回して、安全装置を下げればスライドは前方に抜ける。 |
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● コクサイに比べライフリングは、わかりやすいのだが銃口から3mmのところまでなのが残念!
フロントサイトは服の下から取り出す際に引っかからないよう、スライド上部に掘られた溝におさまっている。
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■マルシンとコクサイ比較
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●上/マルシン(M1910)
下/コクサイ(M1955)
左/溝の中のパターン
中/リアサイト
右/フロントサイト
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●右/マルシンの後部は、ブローバック時の強度を確保するため、シャーシに実銃にはない組み合わせのラインが入っている。 |
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●M1910とM1955のマガジンストッパーの違いはあるが、
コクサイ(M1955)はちょっと出過ぎている。 |
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●左上/コクサイM1910(M1955)
●右上/レプリカM1910(ガスガン/スライド固定)
●左下/マルシンM1910
●右下/ペーパーウエイト(材質は金属の粉が混ぜ込んだ樹脂で無可動) |