020

マルシン
ワルサー P.38
(戦後モデル)



★実銃:原型は1934年頃から開発が進められ、1938年にルガーP08の後継としてドイツ軍にP38の名称で制式採用された。
残弾指示ピンつきで、大型軍用拳銃では始めてのダブルアクション機構と安全性をたもつため安全装置が組み込まれている。
戦後、西ドイツに再建されたワルサー工場で作られ、 1957年にドイツ連邦国防軍は、P38の改良型(戦後モデル)を正式拳銃として採用。
9mm LUGER (9x19mm Parabellum) 8+1発、 全長:214mm 銃身長:125mm 重量:945g ライフリング:6条 右回り

★マルシン・ワルサーP.38:1980年に発売された。
ブローバックのモデルガンでは初めてのショートリコイルや、実銃のメカニズムやシルエットなど、ほぼ完璧に再現している。
分解が独自のショートリコイルのためか実銃と比べちょっと面倒だ。

★ 刻印/右側面
MFG. MARUSHIN

★ 刻印/左側面
WALTHERのロゴ
Carl Walther Waffenfabrik Ulm/Do
P38 Cal.9mm

★残弾指示ピン(

A )チャンバー内にカートリッジがあるときは、残弾指示ピンが飛び出している。

B )チャンバー内にカートリッジがないときは、残弾指示ピンはひっこんでいる。

★スライドを引き切ると、バレルが後退する、独自のショートリコイルを採用。

★エキストラクターはモールドのダミー(白丸内)

エキストラクターは右にあるが
ワルサーP38は左にある。
(ワルサーのモデルにはエキストラクターが左にある銃は他にもあるが、排莢は左ではなく左上に排莢する。(実銃)

PPやPPKから引き継がれた残弾指示ピン(赤丸内)

★エキストラクター、バレルキャッチレバー、スライドストップ、サムセフティが左側面に集まっている。

カートリッジが実物より小さいためか、そのぶんマガジンも実銃より小さい。

 
もう1つのワルサー

●ワルサーのお気に入りのなかに「ワルサーPPK」があるのだが、一部部品破損のため今はこんな姿になってしまった!

Walther PPK
(Polizei Pistole Kurz) .32ACP(7.65x17mmSR・7.65mmBROWNING)

警察用ピストルとして開発されたワルサーPPをさらに小型なピストルとして1931年に発売。
ワルサーPPKはモデルPPピストルのスライドをそのまま切り詰めたため、スライド前端部分に不自然な段が残り、 戦後PPKの再設計された時にデザインが改められスムースなカーブになった。       

● ウエスタンアームズ製作
Walther PPK/S

1980年の秋に発売されたWAのPPK/Sはインターアームズ社の口径380mmの米国仕様を再現している。

スライド右側には、
「INTERARMS」の刻印が入っている。
インターアームズ社はワルサー社からの拳銃を一手に代行していた、このあたりも忠実に再現している。
チャンバーの刻印は、ドイツ製コマーシャル版の刻印で、Nは民間用の意味。