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WESTERN・ARMS/BERETTA M-1934


★実銃
: 1934年にイタリア軍が制式採用した中型自動拳銃で、第2次世界大戦ではイタリア軍の主力制式拳銃として活躍した。
構造はひじょうに簡単で部品数も少なく、特殊な工具なしで分解出来る。
同モデルの弾丸を7.65mmx17に変更した物はM1935の名前で使用されている。

全長:152mm/銃身長:88mm/重量:651g/ライフリング:6条右回り/作動方式:ストレートブローバック/銃口初速:240m/s/有効射程:25m/ 9mm LUGER (9x19mm Parabellum) / 7+1発 / イタリア製


WESTERN・ARMS/BERETTA M-1934 :昭和54年(1979)12月発売。
←ウエスタンアームズのベレッタM-1934 取扱い説明書の左上に印刷されたマーク
当時、MGC とWA は提携関係で、このベレッタはMGC用のMGキャップ使用のブローバックモデル。
ベレッタというとM92シリーズになるのだろうけど、 個人的にはM-1934だ。

★ 左側面刻印/P.BERETTA-CAL.9 CORTO-Mo1934-BREVETTATO
GARDONE V.T.
F
S



セレクターを180度回転させれば安全装置がかかる。
ハンマーを起したあと安全装置をかければコック&ロック。


★ 右側面刻印/
WESTERN・ARMS社のロゴ

 

フロントサイトは逆V字で白ドットあり。

 

★フレーム後方は亜鉛製になり、接合部は目立たないようにグリップのカーブとあわせてある。

 

★ グリップのピエトロ・ベレッタのP.Bのマークも、当時は商標権などの規制は現在ほど厳しくなく、忠実に再現されている。

ブローバックはMGCの発火システムを使用。

★ サイレンサーをつけてみた。

★ ウエスタンアームズの専用ホルスター。
裏面にウエスタンアームズのロゴがある。



■ 構造は、ファイアリングブロックとエジェクターの形状・止め方以外は実銃そっくりの構造になっている(発火モデルガンの使用上、デトネーターは必要)。
※右が実銃、左がウエスタンアームズのベレッタM-1934の分解図。

 

★左がウエスタンアームズ製のM1934、右がタナカワークス製のガスガン。
外観の違いはあまりないが、タナカワークスの方が全体的に厚みがある。
タナカワークスのM1934のマガジンは、グリップ内にガスタンクがあるため、棒状・・・

★タナカワークスのM1934は、ハンマーがウスタンアームズと比べ短く見劣りがする。
左から、実銃、ウスタンアームズ、タナカワークス。
■1989年、タナカワークスから発売になったガスガン(ブローバックモデル)、初期のガスブローバックタイプでグリップ内のタンクにガスがリザーブされる。
その後、マガジンにガスをチャージするタイプに変わる。
スライドの後退ストロークは実銃の2/3程度だが、快適に作動し、反動も予想以上にある。
スライドストップがかからないのと、スライド後退時にスプリングガイドが無いのはちょっと残念だ。