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MGC・SIG M SP47/8

●実銃:9mm LUGER (9x19mm Parabellum) /8+1発/スイス製
1930年代に試作され1944年にグリップ・フレームに大幅な改良が加えられた。
1946年にスイス軍用になる。
M SP47/8はスイスの誇る高い工作精度でスライド、フレーム共にスチールからの削り出しで製作。

命中精度は当時の拳銃ではズバ抜けた性能を持っていたがマガジンキャッチがグリップ下部にあることと、 シングルマガジン であることから コンバットピストルとしては不向きであった。
1975年、後継のP75(SIG SAUERP220)が採用されるまで使用された。
全長:215mm バレルの長さ:120mm 重量:994g

MGC・SIG M SP47/8
日本初のABS製のブローバック・モデルガン第1号で1972年にMGCから発売された。
当時の金属モデルは改造や悪用のため、全て銃身を埋め、全体を白色又は黄色に塗装されていた(1971年、第一次モデルガン規制)。
そこで登場したのが黒く銃身のあいたABS製モデルガンだった。
黒色のSIG M SP47/8はうれしかった!
しかし、手にとってみると金属モデルに比べその軽さにがっかり。
これがプラスチック製モデルガンの幕開けになった、なぜMGCが当時マイナーなSIGを選んだのか未だに謎だ(笑)

●スライド上に SIGのマークと M.SP47/8 CAL.7.63
シリアルナンバーのP 07238の刻印。
リアサイト前にはMGCのマーク。
フレーム左側にM.SP47/8 CAL.7.63
シリアルナンバーのP 07238の刻印。

●ファイアリングピンはセンターファイア方式だが、カートのリム部を叩く。

●ランヤードリングは穴が狭い。
プラなのでランヤードリングとしての使用は不可能。

 

 

 

●フレームにスライドが包まれたデザインはこれまで見たことがなかった。

●当時はキャップ火薬は使用されていなくて、紙火薬をつめていた。
そのためか、作動は不調の連続!