南部式大型自動拳銃(乙)

 

 


●口径 .8mm南部/装弾数 8発/日本製(1906〜1928)

南部麒次郎が開発した南部式大型自動拳銃(乙)は南部式大型自動拳銃(甲)に続き1906〜1928年まで東京工廠と東京瓦斯電気(現、ゼノア)で10300挺が生産された。
初期の南部式大型自動拳銃(乙)には、固定照門のみで照尺はついてなく、のちに照尺になる。
1924年(大正13)に陸式拳銃の名称で制式採用された、海外ではパパ南部の愛称で呼ばれている。
南部式大型自動拳銃(甲)からの改良箇所は、トリガーガードが大きくなり、ガジンキャッチが下方に移動した。
トリガーシステムも変わりバー支点が移動、フレーム後方のカーブもすこし大きくなった。
弾倉底板が木製からアルミニウムに変更。

全長:22.9cm 
銃身長:約11cm 
重量:945g 
最大射程:500m 
作動方式:ショートリコイルブローバック式