JO.LO.AR.

 


●口径: 9mm/装弾数:9発/スペイン製 .(1924)
 
J. Lopez de Arnaizの設計で、1924年からBonifacio Echeveria STARが製造とあるが、いつまで生産されたかは定かではない。

1929年頃までセミオートマチック・ピストルは、携帯時にはチャンバーを空にしておくのが常識だった。
スライドを手で引いて、マガジンから初弾をチャンバーに装填するため、リボルバーより速射対応では劣っていた。
チャンバー内に第一弾を装填したまま携帯が可能なワルサーPPが開発されるまで、片手でスライドを引いて発射準備ができるピストルが開発された。

JO.LO.ARもその一つでスライドの右側面 にネジ止めされたレバーでスライドを操作する。
指でレバーを引き下ろしレバーを引く、レバーから指を離せばチャンバーに第一弾が送り込まれハンマーもコックされる。

スライドの後退時にレバーが指を強打するので、発射する前にレバーを元に戻さなくてはならない。
レバーを元に戻して、初弾を発射できる。

6.35mm(25ACP), 7.65mm(.32ACP), 9mm Largo(9mm Bergmann Bayard), 45ACPのモデルもある。